エキスパートセミナー講座内容
9/17(土)13:00〜15:00
【呼吸コンサルタントとしての呼吸・発声について】
大貫 崇先生
声が長く続かない、声量が足りない、音程がピタッと決まらない、
など歌唱や発声、声楽の分野において問題を抱えている方いませんか?
おそらく声帯を上手に使って歌うテクニックを習うと思うのですが、
その前に、実は歌や発声することは「息を吐くこと」が大切なのです。
皆さんはどのように息を吐いているでしょうか?そして歌う以前に、
皆さんの普段の呼吸はどうなっているでしょうか?
浅い?深い?そもそも深い呼吸ってどういう呼吸なのでしょうか?
歌うときの呼吸は専門の方にお任せするとして、
今回のセミナーでは「人間本来あるべき呼吸」を、
アスレティックトレーナーであり呼吸コンサルタントとして活動する
私と一緒にまず理解していきましょう。
いわゆる体幹に欠かせない「きほんの呼吸」獲得していくことで、
歌に活かすことを座学と実技を通して学ぶセミナーとなります。
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10/16(日)13:00〜15:00
【動きを通して人としての呼吸・発声について】
谷 佳織先生
発声のための学び、あるいはケアというテーマに注目すると、
発声に直接的に関連している喉頭、咽頭の部位に注目してしまいがちではないでしょうか?
直接的に発声に関わる部位に注目してしまうその前に、
まずは人間の身体の連続性についての理解をもう少し深めてみませんか?
そして人間としてより良く呼吸ができる身体づくりを目指してみませんか?
筋膜(結合組織)によって、一つにつながっている私達の身体は、
どこかの部位のみが単独で動くという人工的な動き方よりも、
より多くの身体構造がスムーズにコーディネートされて連動することで、
より自然で効率的な動きを実現することを得意としています。
身体の連続性を理解した上で、全身を様々な方向に向かって、
様々なスピードで、様々な刺激を与えて動かすことの楽しさと心地よさを
実際に実技として一緒に体験してみましょう!
身体のレジリエンスを向上させる方法について、
そして呼吸をより効率的に行うためには不可欠となる、
心肺機能の向上により効果的なコンディショニングの方法についても
ご紹介させていただきたいと思います。
動きを通して「呼吸」を理解出来れば、発声も必然的に変わっていきます。
部分から全体へ。視野を拡げるチャンスです!
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11/5(土)13:00〜15:00
【人体という楽器のポテンシャルを引き出す呼吸・発声について】
小森 輝彦先生
「うたう」と言う行為は、人間にとって"自然"で”直観的”な行為です。
それでいて難しく、不自然になってしまう事が多い。
簡単なようで難しい。
ここに僕らはいつも躓きます。
赤ちゃんは生まれて来て、誰にも教わらずに、
声量豊かに、感情豊かに、声をからさず長時間泣くことが出来ます。
この事実が示しているのは、人体という楽器は
「声量豊かに、感情豊かに、声をからさず長時間声を出す」という機能において
生まれた時点で完成していると言う事です。
何の教授も鍛錬もなく。
つまり「生まれながらにして人は歌える」と言う事です。
でも、色々な事情で、我々大人は赤ちゃんのようには泣けない。声を出せない。
知性が芽生え、本能の上に意識を積み上げていく課程で、声を出すことに関する不都合が生じます。
その不都合を取り除き、場合によっては意識によって、無意識、本能を活性化させる。
そして、その人の本当の声を解放する。
これが僕の理想です。
意識によって歌う事を再構築するための大切な一歩が「呼吸のコントロール」です。
また呼吸と表現は表裏一体で、舞台表現を踏まえた呼吸システムの構築は、
技術と表現を結びつけます。
今回は腹式呼吸と胸式呼吸の違いからスタートして、
人体という楽器のポテンシャルを最大限に引き出す呼吸法を
皆さんと一緒に考えてみたいと思います。